現在、私たちが生活するうえで一番身近に使用しているいわゆる100〔V〕という電圧は、交流の、つまりAC100〔V〕のことです。
電気工事士の実技試験などでは、AC100〔V〕の課題が出されますが、あれは分電盤(雷で停電した時に入れに行くスイッチがいっぱい入っている箱)
のスイッチの二次側(負荷側)の話です。
単相3線式は、非常に巧妙に練られた苦肉の策として、ますます増大していく電力需要に対応していくために、安全性はそのままに、200〔V〕まで使用できるようにしようと考え出された配電方式です。っちなみに100〔V〕という低圧の電圧を使用している国は、日本と北朝鮮くらいしかありません。逆に言うと、それだけ特殊な配電方式になります。
単相3線式は、中性線(図でいうところの真ん中にひいている線)が0〔V〕になる線でう。中性つまりプラスでもマイナスでもない中性な線ということです。この線は触っても基本的に感電することはありません。
感電しないということは、人体と同じ電圧というイメージです。よって、人体に対しては、200〔V〕を使用できるようになったとはいえ、安全性は、従来の単相2線式と変わりがないということです。
さらに、人体に対しての危険性が従来の配電方式と変わらないということは、電線の安全性も従来の安全性のままで良く、絶縁に関する規定がそのまま適用できるメリットがありますので、単相2線式から単相3線式に変更したからといって、電線をすべて張り替えるというコストや混乱も回避できることになります。
昔の電力関係者は非常によく考えたものだと思います。
単相3線式は、電気工事士試験でもよく出題されるものなのでしっかり覚えましょう。
これは結構理解することが難しいかと思います。第二種電気工事士の受験する方は、最悪捨てて違うところの勉強に充てるのがいいかと思います。実際に三相交流に関する出題はかなり少ないので、捨ててもいいと思います。 この三相3線式は、一般住宅では使用されておりません。というか使おうとすると契約形態が変わってしまうことと、基本的には受変電設備を設置することになってしまうからです。もちろん一部の需要家で特殊な受電方式(三相4線式)で受電している需要家は低圧で受電していてもこの動力用の三相3線式という配電方式で受電することが可能です。 この受電方式は、中性線とそれ以外の線との線間電圧は200〔V〕になります。したがって、危険性が単相3線式より危険になるため、安全性に関する法律が厳しくなっております。
特殊な配電方式になります。これは電気工事士試験では特に覚えなくともいいです。覚えることは1個だけになります。