自電源法
これは、受電設備からOCR試験用の電源をとる方法です。電灯用変圧器の二次側から単相100〔V〕を取り、試験をします。もちろんキュービクル内は活線状態になるので危険なやり方になりますが、電源確保が簡単なため定期点検で行われている時があります。
他電源法
発電機を持ってきて、発電器から試験用電源を取る方法になります。キュービクル内は活線状態にはならないので、安全な試験方法になります。現在はこれが普通の試験方法なります。
もちろん欠点は、発電機を現場に持っていかなくてはならないのでい大変です。他電源法で試験をする場合、高圧一時側は無電圧の状態になり、試験電流をCT二次側(CT二次側にOCRが接続されているため)に引火しますので、CT一時側をショートバーで短絡しておくことを忘れないで下さい。
・どちらの方法にも共通しますが、OCRは電流計にも接続されておりますので、 試験電流をOCRに流すと電流計にもどの電流が流れることになりますので、ASのスイッチを必ずOFFにしておくことを忘れないでください。
結構試験方法について、間違った説明や誤解を招く説明をしている文献や情報があふれているので気を付けてください。
ここで改めてなのですが、流れている電流が過電流なのかどうなのかを判断することは結構難しい事情があります。
なぜなら、基本的に負荷というのは突入電流があるからです。
難しい理論は抜きにすると、例えば一番分かり易いのがキャパシタです。キャパシタは言ってみれば、空っぽの電池のようなものです。空っぽの電池にいきなり電源を接続すれば大電流ががはじめ流れて、充電が進むにつれ電流が小さくなった行くのは想像できますよね。ではこの時流れた電流は確かに過電流ですが、異常による過電流でしょうか? 答えは否です。このほかにもケーブルなどにも突入電流が流れます。例えば、VVFケーブルも距離が長くなれば静電容量を持ちわずかですが突入電流が流れます。このように異常で派内が、過電流というのものは日常起こる現象です。しかしこれを異常と判断していては、毎回リレーが作動してしまい、いつまでたってもまともに電気を使用することができません。したがって、ある一定時間過電流というのは様子を見る必要があります
したがって、このある一定時間流れている電流をたとえ過電流の状態が発生しても様子を見るということが必要になります。これを過電流継電器の限時特性といいます。
私が今まで見てきた、過電流継電器の整定値(いわゆる設定値のこと)は、
ムサシインテック様のIP-R2000(リレー試験機)をもとに説明します。私が使用したことがる継電器試験機がこれしかなので、他のリレー試験機の使用方法はわかりません。結構今はYoutubeに試験方法が出てます。びっくりです。10年前くらいにはこんな動画出ていなかったです。ただ動画を掲載されている方もどの程度実務に関する知識があって、ほんとに理解しているか怪しい動画が多いのも確かです。
以下、ムサシインテック様のIP-R2000取扱説明書の図や表現を一部引用させていただきます。細かい部分や安全に関するところは必ず本家サイトの取扱説明書にて確認してください
ムサシインテック様のリレー試験機IP-R2000は以下の写真のように、二つの機器から構成されています。
計器操作部
電源抵抗部
OCR試験では、大きな電流を流しますので、電源抵抗部の⑩の電圧電流調整器を0にしておけばとりあえずは大きな事故は起こりません。逆にいうと、これが0の位置になっていることを確認して下さい。すべての試験に共通ですが、基本的にスイッチはOFF、電源電圧調整器は0位置であれば安全です。