脱公務員電子回路設計エンジニア

プリント基板作成

PSpiceについて

 電子回路というのは、常に最新技術の影響をもろに受ける分野です。電子回路設計の業務に現在携わっており、ビシビシ学校教育が実際の現場の設計業務とかけ離れていることがよく分かります。
 私の場合、会社が今まで設計した製品の回路図がたくさんあります。もちろん回路規模が学校で習うような回路の規模とは比較にならないくらい規模が多きいものばかりです。
 会社の技術者の先人の方々たちが設計してきた回路を見返すのは大変参考になるところがあり勉強になります。設計した本人でもない限り、回路図から設計の考え方や、試作した回路から様々な改造や変更がされている場合も多く、どうして個尿な構成にしているのかや、どういった原理でこの回路が働いているのかが回路図からだけでは分からない場合が多々あります。
先輩方に回路の動作などを聞くと、ある程度のところまでは教えてくれますが、何も手トリ足取りは教えてくれません。また、その回路図を設計した社員がその会社にはもういない場合もあり、細かい部分はすでに社内ではよく分からないということも実はあるのです。
 実際に測定機等を使用して、疑問な部分を実際の会社の製品を使用して測定等を行い、理解を深めることはできますが、中小企業にのんきに測定をして考えているような状況もありません。また時間とお金もかかります。
 そこでご紹介したいのが、現代の文明の力でもあるシミュレーションが大活躍します。本当に理想的な状態でシミュレーションすることが多いかと思いますが、手っ取り早く回路の動作検証を行いある程度設計の妥当性を見出したり、私の場合は、諸先輩方が設計した回路図の動作がどのような動作になるのか簡単にそしてグラフィックに調べたりするのに使用しています。
 PSPiceは私が業務で使用していることもあり、また、大変多機能で素晴らしく、奥が深いため、別なセクションを設けて紹介する必要があると思い、現代の回路設計になくてはならないものであると感じるようなりました。
 ここでは、世界的に有名なPSPiceを使用しあt回路シミュレーションに関して紹介していきます。